
お盆の縦走に向けてトレーニング
今年も猛暑の中、8月に突入。
8月と言えば、山の日!お盆!長期休み!
つまり夏の縦走が始まりますね!
2泊3日、北アルプスの縦走を計画し、身も心も大満足ってところですが
山登りも6年そこそこやっていると、なんとなく自分の傾向が見えてくる…
というのも、縦走初日はわりと後悔していること。
だって、いきなり11キロのザック背負うんだもの。(一般的には軽い方であるが)
どうせ寝不足なまま登ることになる。
初日なんて登るだけで、体も高度になれてないから「あ〜なんで来たんだろう」とか
真剣に思っちゃう訳ですよ。
⇩昨年、双六に向かう初日。きつすぎて終始無言。

なので、縦走前により過酷な条件で山に登っておけば、すこしは本番で楽な気持ちになるのでは?と考えていました。
そんな山にぴったりなのが、高尾山。
8/3 熱中症警戒アラートが発動される中、登ってきました。
※真夏の登山には万全の準備をして登っています。
体力や装備、経験を考慮して登る判断をしておりますので、体力に自身のない方や
経験の少ない方はご注意いただきますようお願いします。(まじで体調悪くなります)
高尾山のいいところ
関東にはいろいろな山がありますが、なぜトレーニングに高尾山を選んだのか
①アクセスが良い
②売店がたくさんある
③ロープウェイがある
④人がたくさんいる
と、こんな所でしょうか。
観光客も多く登っているので、普段は正直避けてしまう山ですが
灼熱トレーニングをして何かあったら、売店やらロープウェイが助けになりそうだと思いました💡
人の助けにはなりたくないが、何かあって見つけてもらえないのは避けたいところ。
ちなみに、私は高尾山は今回で3回目。
1回目は陣馬山→高尾山の縦走を行い、2回目は昨年、紅葉をみに行きました⇩
引くほど混んでたけどよかったです

6号路から出発!
当日は普通に寝坊して、高尾山口駅に11時着。
(※熱中症を避けるなら、絶対に早朝に出た方がいい)
空いてるかな〜と思いきや、駅にも結構人がいました!
気候の良いときよりは少ないけどね。

6号路は沢沿いのルートのため、比較的涼しい方だと思います。
ザックが重すぎて滝汗だったんだけど、立ち止まれば全然涼しい。
コンクリ塗装多めの1号路とか選んでたらやばかったな〜と思いつつ登る。
ちなみに、観光客や登山初心者っぽい人、ベテラン登山者、トレランなど
いろんな人がいましたが、ほとんどの人に追い抜かされました( ^∀^)
だって、暑いんだもん。
意識が朦朧とするってほどではないけど、とにかく汗が止まらない。
足の動きもゆっくりになる。脱水の危険性は十分にあったので30分ごとに休憩をとっていました。
水分はジュースも入れて3L。登山終了時は2Lまで飲みました。

岩登り用のスポルティバのエクイリビウムを履いてきたけど、暑くてしょうがない。
余談ですが、これは履くと5センチくらい背が伸びるから、強そうなハイカーになれる気がします。
あ〜あ、これがもっと軽そうだったら楽にのぼれたのにな〜と10回以上は考えたかも。
息が上がります。
基本真夏は、どの山でも半袖にアームカバーをつけて登るのですが
あまりの暑さにアームカバーがつらかったです。
普段はあまり腕に汗かかないんだけどほんとに全身の毛穴から汗が吹き出ていた…。

沢沿いを抜けて、つづら折を進んでいくと、最後に階段が!
新設されて間もない感じですが、この階段って最近できたんですかね?
階段で圧倒的に上りやすくなったはずなのに、階段ってなんかメンタルやられる〜
山頂ゴール!

ほぼコースタイム通り1時間半で、山頂に到着!
いや〜めっちゃ暑かった!
多分、最近の山で上位を争うぐらいキツく感じました。
あくまで体感ですが30度くらい?の中、ほぼ無風で登っている感じ。
山頂の写真では人が全くいない感じですが、普通ににぎわってました。
相変わらず、登山の人は少なめ観光客が多め。
てか、観光客って普通に私服で登ってるからある意味すごい。

富士山は見えない、気がします。いつもは人でごった返す場所ですが、本日はやや少なめ。
ここ直射日光だもんね!
山頂は賑わっていてぼっちにはきついので、小仏城山の方向の東屋に避難。
こっち側は登山者が多く、みなさん休憩を取られてました。なんか安心しますね。

お昼ご飯はセブンのお蕎麦
高尾山はいたる所にとろろ蕎麦のお店があるのに、持ってくる奴( ^∀^)
もちろん、茶屋で食べるのも美味しいですよ。ただ、今回は汗まみれですしサクッと食べて帰りたいんだ!
このセブンの蕎麦はお汁をとろろがいい感じに吸ってくれるので、 残った汁を頑張って飲む必要なし。
おすすめです。

オレンジジュースも飲んでビタミン補給。
さて、そろそろ帰りましょうか。この自撮り写真を撮るために頑張ってたら、小学生の集団がきて
覚えたたてであろう夜の話をしてました。
なんか、イキってて同学年の女子からは嫌われそうだな…モテたいなら黙っときな。
下山こそ熱中症の注意
小学生達の下ネタを後にしつつ、下山開始です。
自然豊かな4号路→1号路合流→2号路で帰りました。
4号路は樹林帯をひたすら歩くので展望もあまりなく、人が少ない印象です。
静かに歩きたい人にはいいかも。

高尾山唯一の釣り橋、「みやま橋」
こんなところに橋があったんだと驚きます。カップルとすれ違いになりましたが、けっこう揺れます。
また下山は1時間半だったと思いますが、
低山の下山時こそ、熱中症の注意が必要だと思います。
というのも、低山の下山時って⇩
・時間帯が早くて10時〜14時になるため気温が上昇
・登山開始から3〜4時間。汗をかき続けている状態
・登りほどキツくないので、水分補給を行う頻度は少なくなる
と、よく見たら結構やばい条件が揃っていますね。
実は、高尾山の先週は棒ノ折山に行っていました。そこで登りは沢沿いルートで涼しかったのですが、下山時がなんかきつい。やたら暑い…。気づく頃には軽い熱中症で頭痛がしていました。
今回も軽〜く頭痛がしてきました。
山頂で塩アメ舐めたし、ご飯も食べて安心していましたが、自分が思っているよりもたくさん水を飲むべきだな〜と反省です。

迫る熱中症にやばいと思いつつ、今回の高尾山のコースタイムは比較的短いとわかっていたので
無事に下山できました。
11キロを担ぎ上げて返ってこれてとにかく達成感。
大菩薩とか金峯とか標高が高い山にいけるに越したことはないですが、
縦走に向けて都内近場でトレーニングを検討している方はぜひ高尾山がおすすめです!
٩( ‘ω’ )و
余談ですが、これを書いている2025年8月11日の山の日は
日本各地で大雨になり、北アルプス縦走は中止となりましたw