今回は越百岳→南駒ヶ岳→下山の周回コースをレポートします。
越百山から駐車場まで歩いた距離は14km
850m登り、2205m下りました。
もうね、下りめっちゃ疲れましたよ😭
8時間歩いた後、林道あるきが、かなり身体に応えました。
(すごい晴れてたので熱中症になりかけた…)
▽伊奈川ダム手前の登山口→越百小屋までの様子はこちらをご覧ください
今回の全体コースはこちら↓ 登山口→越百小屋は前日に到着
越百山の山頂へ
朝4時半に越百小屋を出発しました。同じ小屋泊の皆さんはもっと早い時間に出発。やっぱ登山玄人が多い。
それほど人が歩いていない山なので、野生動物に遭遇したら嫌だなあと億劫になってました。
小屋から山頂までは40分で登れました。このあたりはさほど急登ではないので
越百小屋までの檄登りよりは比較的楽です。いける!
後ろに赤い屋根が見えていますね。これが越百小屋。
道中、横をみると御嶽山が。今までの道からはあまり景色が見えなかったのでいよいよ嬉しくなってきました。
森林限界をむかえ、ひらけた場所に出てきました。もうすぐで山頂!うおおおおおおお。
山頂に着きました!日本300名山です。
駐車場が標高900mなので1700m登ってきました。
風がめっちゃ強かった。登りは暑いのですが急いでレインウェアで保温。
稜線歩きはずっとレインウェアを着ていました。
さて、喜びも束の間。すぐに次の目的地「仙涯嶺」に向けて歩き出します。
右手のギザギザした岩尾根のピークです。
仙涯嶺へ
越百山から仙涯嶺まで、前半は気持ちの良い稜線歩きです。
今までハードな登りが続いていたので、こういうの嬉しい。
山あるあるだと見えてからが遠いと言いますが、ここから1時間弱で仙涯嶺につきました。
ただし、ここからもハイマツ地獄
しかも、なんか背が高いやつが多い!かなり歩きにくかったです。
朝露に濡れているのでウェアがベッタベタになります。
急登+ハイマツ多めで少々登るのに苦戦しております。
後ろはいい景色なんですけどねぇ。みる余裕がないw
ちなみに、ピーク付近で砂ザレ急登のところが出てきます。
ここが結構危なくて…万が一足を滑らしたら山の奥底まで落ちていきます。
登りだけど恐怖を感じましたよ。
先頭をきっていたソロのおば様は
この砂ザレルートで若干コースを外してしまったようで戻ってきました。絶妙に迷いやすい。
なんやかんやで仙涯嶺に到着。「せんがいれい」と読むそうです。
そして、ここに着いたらガスってきました。
絶景と高度感を楽しみながら登りたかったのですが…自然相手だとなかなかね…。
最後のピーク 南駒ヶ岳へ
ガスっていてもチングルマは綺麗です。
仙涯嶺から南駒ヶ岳の間は、ところどころお花畑がありました。
ここからは、鎖も出てきました。
岩に囲まれた狭い空間を丁寧に降りていきます。ザックがガリガリ擦れる。
ガスっているから高度感ないのですが、道が細く、少しでも道を外したら
落ちてしまうところが多かったので全体的に神経使いましたね。
砂の斜面をロープ使いながら登ってきました。しっかりと靴で踏み込んで滑り落ちないように。
仙涯領→南駒ヶ岳までのルートは疲れます。派手に危ない箇所はないのですが
足の置き場とか細いトラバースとか考えて登る箇所が多かったからですかね。
相変わらず視界不良のガスガス。テンションはただ下がっていました。
ちなみに、視界不良によりルートを2回くらい外していまい
我がパーティー(私と夫)は絶妙な空気感に。夫婦登山あるある。
若干わかりにくい道があるので、経験の少ない人は道迷いの心配があります。
私もソロで行くのはきついなぁと思いました。
仙涯嶺から1時間弱で到着!と思ったけどここは偽ピークですw
けっこう頑張って登ってきたんだけど、違うのよ!
あーあせっかくきたのに、何も見えやしねえっとやさぐれていたら
…なんか雲が晴れてきたのです。南駒ヶ岳山頂まで20分手前の位置でした。
なんと、山頂に着く頃には晴れました。これはラッキー!山の神様ありがとう☺️
越百小屋から同じペースだった、他の登山者等と歓声をあげる。
知らない人とも一体感が生まれる感じは山の良いところですよね。
こちらは越百山方面。こ、こんな姿だったのか。
そして空木岳と木曽駒ヶ岳方面がドン。もう感動しましたね。
どっしりと佇む中央アルプスの山々。ここの景色はかなりおすすめです。
いつも登ってきた山達よ…南側からはこう見えるのね。
下山 ー長い道のり ー
さて、絶景を見れたので帰るとしますか。
ここまで良いペースだったので、すっかり気分をよくしていますが
本当の地獄はここからです…。
下山まで3.5時間
林道歩き1.5時間
トータルで5時間かかりました⚡️めっちゃきつい。
南駒ヶ岳の山頂付近は岩登り&下りの繰り返し。完全に終わった気分でいたので
え、ここで?と驚く私(山を舐めている)
これがまたけっこう怖いんですよね。
小柄な人だと足の置き場を考えなくてはいけないシーンもあるのである程度の技量が必要。
忘れた頃にハイマツ地獄。ここまで歩くと足のスネはボロボロです。
歩いていると、太い幹が絶妙な位置に生えているので避けきれない。きつい。
まじでサッカーとかに使う、スネあて持っていくのがいいと思います。
手前の見えている尾根に沿って帰ります。
ひたすら体力勝負でした。ここでもガスってきたので太陽が出てたら暑すぎたな。
飽きる〜と思いながら下る。
まあ、2000mを3時間で一気に下るわけですから…
この辺りで、そろそろ水が足りなくなってきました。
※越百小屋以降は水ありません。こちらの周回コースの付近なら空木方面の駒峰ヒュッテまで行く必要がありそうです。
川沿いが見えてきたら登山道は終わりに近い!これ見えた時めちゃくちゃ嬉しかった。やった〜!
ここから左の登山道を通っていくと、林道に出ることができます。
おつかれさまでした🎵
が、安心するのはまだ早い
帰りは1時間半の林道歩きが待っています。
8~9時間は動きっぱなしの体にこたえました…。
越百山→南駒ヶ岳を周回する場合は水、食料、体力を十分に備えて登るべきですね。
今後行く方はお気をつけていってらっしゃい!