
先日、仕事の代休が取れたので平日にこの映画をみてきました。
「小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版」
公開当時は全く知らなかったのだが、YAMAPやインスタでタイムラインに流れてきたので、まんまと興味が湧いてしまったのです。
小屋のドキュメンタリー映画。山をやらない人には、「なんそれ?」となるでしょう。
世間的にはコアなジャンルに入るので、横浜の映画館では比較的小さめのスクリーンで放映している印象です。土日だと地味に良い席が埋まっていました。
そんなわけで、興味あるけどいつ見るかな〜と思ってたら
タイミングよく見ることができましたので、いちハイカーとして感想を述べます。
※以降は個人の感想でネタバレを含みます。
実際の登山もそうですが、自分でみないとわからないことや、作品への感じ方は人それぞれですので、その辺ご理解いただける方のみご覧ください。
鑑賞後は八ヶ岳にいきたくなる。

映画のざっくりとした内容は八ヶ岳には多くの山小屋があって、そこで働く人たちにフォーカスを当てたドキュメンタリー映像。
映画は1時間半くらいなので、普段映画館に慣れてない私でもOKでした。
(長いと集中力がきれる)
私も3年前に白駒池から→硫黄→赤岳まで縦走した経験があるので
劇中「あ〜そこそこ!あの山小屋だ」と普通に立ち寄った山小屋がいくつも出てきて
なぞの親心が出ていた。
なんども八ヶ岳に登っている方は馴染みのなる小屋が出てくると嬉しくなるだろうし、
これから八ヶ岳を目指す方にとっては
憧れの山小屋の様子を知ることができて、参考になると思います。
見終わったあとは、「やっぱ八ヶ岳いいよね〜」と山欲湧いてきます。
普段は、必死こいて登ってきて疲れ果てているし、何より人見知りだから
小屋番の方に話しかけるとかできないけど
親切にしてれるスタッフさんも、ちょいと無愛想なおじさんも
いろんな背景で小屋番をやっているんだなあと。
いわゆる「人に歴史あり」を山バージョンで知ることができる映画なんだと思う。
厳冬期の映像が多め。
私が見ていた感じでは、雪化粧をした厳冬期のシーンが多かったかな。
映像もプロが作っているだけあって、美しい八ヶ岳の姿を見ることができた。
構図とか、色使いとか、写真やる人も参考になりそうな映像だった。
実際に、山岳写真家の写真も道中紹介されています。
また、ドローンとかでハイカーが登っているシーンで引きで見てみると
こんなに素晴らしい銀世界の中を必死こいてのぼっているのか〜と客観的な姿にしみじみした。
今回は黒百合ヒュッテの回もあって、来月2月には東天狗行くもんだから
事前の予習としてはためになった!
2月の週末に黒百合ヒュッテに泊まるため、
1ヶ月前の0時にやまたんでスタンバイしていたら秒速で枠がうまったんだけど、この映画が少なからず影響しているんだろうな( ^∀^)
雪山の厳しさも少し出ていました。
経験者も未経験者も、雪山ってのは心して登らないと大変だよね。
まあ、もうすこし厳しい描写にしてもよいかもね。
常連の存在って大事なんだ。

映画のインタビューの中で、とある小屋番さんが、最近では常連さん達に会いたいから仕事を続けている的な話をしていて(ニュアンス間違ってたらすみません)、なんか腑に落ちました。
正直…山小屋で常連に出くわすと…ちょっとシラけるときありません?
※これは私の独断と偏見ね
たとえば晩ご飯後、ちょっと本でも読もうかと談話室にいくと、
常連が幅きかせて大声で盛り上がっている空間に出くわすとなんか冷めるときがある✌️
ただ、今回ドキュメンタリーを見ていて山小屋の人からすると常連さんって「よりどころ」とか「良い機会」になってるのかもなって思った。
過酷な環境の中で仕事を行ったり、人が全く来ない時期があったいなど
街中ではわからない大変なことは多いと思う。
常連さんの存在って、小屋番にとっては安心できる瞬間や楽しみを提供しているのかもね。
次からは温かい目で見ておこう。
山小屋の仕事に興味を持つ人が増えるかも。
八ヶ岳の美しい映像に併せて、小屋番のお仕事にもフォーカスを当てた内容でした。
小屋の運営から登山道の整備、救助、森林の保護まで幅広く紹介していた。
それぞれの仕事の楽しさや辛さ、やりがいまで描写しており
もしやこれって山の人手不足の解消につながるよう作品でもあるのかなって思った。
自分が山にいって縦走したり、泊まって朝日を眺めることができるのは
山の仕事をしている人がいるからだよなぁと感謝せずにはいられません泣。
でも実際に仕事にするには、勇気がいる。
私も今は会社勤めで元気に社畜をしていますが
2年前は9ヶ月間くらい無職だったんですよね。
そのブランク期間に山小屋のアルバイトに応募しようかなと考えた時もありましたが
勇気が出ず、行動に移せなかったのを思い出した。
一緒に見にいく人は選ぶ映画である。

今回の映画はバトルアクションやサスペンス、「岳」といった山岳救助系など
派手さとかドキドキはないので
期待しすぎると思いっきり肩透かしをくらいます。(まあ、タイトルから想像つく)
なので、もし一緒に行く人がいる場合、まじで山に興味ないとか山を知らないとかだと、
鑑賞後は絶妙な空気感になるかもしれないw
あと、山好きでも「知られざる山のドラマとか絶景を見たい!」と期待しすぎると厳しいかも。
人によってはアマプラの配信待ちでよかったって思うかもしれない。
実際、私も平日で安く空いていたからそれなりに満足感あるけど
混雑している土日にで定価チケットだったらもうすこし思うとことがあるかなあ。
(東野さんのナレーションやるって話だけど少なすぎん?予算の都合ですかいな?とかね。)
まあ、気になる人はぜひ見に行ってみてください。


